全損
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自動車では全損とは、自動車保険において、車両が交通事故や事故などで破損や壊滅的なダメージを受け、修理が不可能な状態に陥った場合、その車両の市場価値を上回る費用がかかるため、保険金を支払い、車両を保険会社に譲渡することを指します。
一般的には、保険会社が全損判定を出し、保険金額を算定して、その金額が車両の補償額を上回っている場合に全損となります。
全損が発生した場合、保険契約で定められた保険金額を受け取ることができます。
この保険金額は、車両の補償額と同じではなく、通常は車両の市場価値をもとに算定されます。
市場価値は、車両の年式や走行距離などの条件を勘案し、ディーラーや中古車市場での買取価格などから算出されます。
保険金額が市場価値よりも高い場合には、運転者が差額を支払うことで車両を修理して乗り続けることもできます。
保険契約によっては、全損の場合でも、一定の条件を満たす場合には、車両を譲渡せずに修理することができる補償プランもあります。
しかし、この場合でも修理費用が保険金額を上回ると判断された場合には、全損とみなされます。
全損が発生した場合には、車両を保険会社に引き渡すことになるため、不足分の支払いによって車両を修理して乗り続けることができなくなります。
